年々、敏感肌やアレルギー肌の方が増えているそうです。
食べ物や環境的な問題など、様々なことが原因と言われていますが、硫酸系・スルホン酸系の界面活性剤の影響があることは
間違いないと思います。
硫酸系、スルホン酸系の界面活性剤は、高い細胞毒性を持つため、使い続けることで肌細胞は破壊されてしまい、
ターンオーバーが乱れ、お肌は未熟な細胞になってしまいます。
敏感肌とアレルギー肌、炎症を起こしやすい肌としては同じですが、仕組みが違います。
アレルギー肌は、ダニやカビ、金属、化粧品など、特定のアレルゲンによって発症します。
アレルギーには、Ⅰ型からⅣ型まであり、お肌に関係するのは、Ⅰ型とⅣ型。
Ⅰ型アレルギーは即時型で、アレルゲンが侵入したら、ランゲルハンス細胞→Th2細胞→B細胞→IgE抗体ができる→脱顆粒→炎症
という流れになり、アレルギーのお薬などは、脱顆粒を止めることで、症状が出ないようにするものです。
1回目でIgE抗体ができ、この時に症状は出ません。2回目で発症します。
過去に、朝、加水分解コムギが配合された石鹸で顔を洗った時に、IgE抗体ができ、
昼にパン(コムギ)を食べて発症、アナフィラキシーが起きた例があります。
Ⅳ型アレルギーは遅延型で、アレルゲンが侵入したら、ランゲルハンス細胞→Th1細胞→白血球・ランゲルハンス細胞活性→炎症
という流れで、毛染めのカラー剤などでお肌が炎症を起こしたり、というのはこちらのタイプです。
敏感肌は、アレルギー肌になる一歩手前の状態ともいえますが、紫外線や化粧品・洗剤、温度や湿度の変化など、
様々な外部からの刺激によって、炎症を起こします。そして敏感肌の炎症はTh細胞を通らず、炎症が起きます。
どちらにしても、アレルゲンなどを侵入させない健康なバリア機能を維持することがとても大切で、
それがシミやしわなどのトラブルも予防していくことにつながります。
今お使いの洗い流す製品の成分を、よくご確認くださいませ。

安全な製品を使うことが、アンチエイジングにつながると思います。