先日テレビで、アイシャドウがきっかけで、赤色の食べ物が食べられなくなったというお話が放送されていました。
アイシャドウを使用した時に少し痒みがあったので、自分の肌には合わないと思い処分した。
その1年後、友人から貰ったお土産のピンク色をしたパイを食べた瞬間、アナフィラキシーを起こし救急車で搬送されたそうです。
これは、アイシャドウに含まれるコチニール色素が角層を通過してしまったという事。
角層を通過すると、ランゲルハンス細胞が取り込み異物であると判断します。
その後サイトカインを通して2型ヘルパーT細胞が活性、さらにB細胞も活性、抗体が産生されます。
そして身体中のマスト細胞からヒスタミンなどが放出され、湿疹などの反応が起きるわけですが、
ここまでで異物がアレルゲンとして登録されたことになり、一回目のアイシャドウ使用でこの段階まで進んでいた事になります。
その後再度使用した場合、アレルギー性皮膚炎を発症、コチニール色素を含む食品を食べると蕁麻疹やアナフィラキシーを発症。
今回はパイに含まれるコチニール色素によって、アナフィラキシーが起きてしまった。
このお話はコチニール色素でしたが、過去には石鹸に含まれる加水分解コムギが原因でアナフィラキシーを起こし、
その後小麦が食べられなくなった事件などがあります。
その石鹸を使用したすべての人がアレルギーを発症したわけではありません。
そのアイシャドウも、問題なく使用されていた方もいらっしゃると思います。
その違いは皮膚のバリア機能です。
皮膚には外界からの異物が侵入しないよう、バリア機能が備わっています。バリア機能が強固であれば、異物の侵入は
難しくなります。でも、硫酸系の界面活性剤などで角層がダメージを受けている場合、このバリア機能は正常に働きません。
安全な化粧品を使用するという事が与える影響は、お肌だけに限りません。
美肌と健康は、密接にリンクしています。

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